ネット上の不思議な人間関係*思い掛けないプレゼントで充実していく日常
まいさん(30歳、女性、福岡県、事務員)からのリモートパパ活の投稿体験談です。
まいさんは女子高生時代にニコニコ生放送で活動していました。
ゲーム実況や雑談配信を行うも、画面直撮りで配信に映す手法を取っていたことにより初見のリスナーさんに笑われてしまいます。
それをきっかけにまいさんの配信をよく見てくれるようになったリスナーさんから、ある日PCで実況ができるように機材を揃えてくれると連絡がありました。
機材を送ってくれるだけでなく、接続方法まで丁寧に伝授してもらったことにまいさんは感激したのでした。
ふたつ、人生においてお会いしたことのない方から受けた施しがありました。
一つは10年以上前の話になりますが当時私は女子高校生で、当時流行っていたニコニコ生放送にはまっていました。
JK時代のニコ生活動で支えてくれた最初のリスナーさん
見るだけではなく自身が配信する側に回り、ゲーム実況や雑談配信など今思えばクオリティも低くつたない内容でしたがとても充実したネットライフでした。
ある日、初めて自身を見てくれていた初見のリスナーさんに
「すごい画質が低いね、なにつかってるの?」
と聞かれ、PCなどのネット環境に弱かった私は
「カメラで映してるよ」
と、ゲーム画面の前に置いたカメラの前で手をひらひらさせました。
するとその初見さんは所謂直撮り環境に笑ってコメントをたくさん残してくれて、その後何度も私の配信に訪れてくれるようになりました。
直撮り環境に機材不足を感じたリスナーさんがくれたプレゼント
彼を認知し、しばらく経った頃スカイプで彼からメッセージが来ました。
内容は不愉快でなければPC環境下で直接配信ができる器具などを私に送りたいという内容でした。
今思えば非常に危ない行為でしたが高校生だった私はその善意を何一つ疑うことなく受け入れ、住所や本名を送りその物品を受け取りました。
受け取った後、彼とスカイプで通話をしながら接続方法ややり方を教えていただき、今までの直撮りではなく綺麗に配信できる環境を手に入れました。
その後も彼は何かと小さなものではありましたがちょくちょく私に差し入れという名の物品を送ってきてくださいました。
いまでは配信などは全くやっていませんでしたが彼のおかげで配信が今までよりもより一層充実したものとなりました。
日常の鬱憤晴らしに作った裏垢で突如訪れた送金URL
もう一つが私が20代後半の頃、パートナーとのマンネリ、またパートナーとの浮気に辟易し、普段の生活では口にできないことを書くためにTwitterで裏垢を始めてみました。
ハッシュタグ等を使い、顔は全く載せていない体の一部や、自身の普段はさらけ出せない性癖を吐露したツイートをほんの少しツイートしただけで一週間しない間にフォロワーは100人を超えました。
リプライを飛ばしてくる人もいればDMで直接会おう等のメッセージも多かったですが、あくまでほんのお遊びのつもりだったのではじめた裏垢だったので誰と会うつもりもありませんでした。
ただたまに自分の性欲や感情を書き綴っていただけなのですがたまたま裏垢に
「給料日前金欠つらw」
と書き込んだ日でした。
いつもはDMにはこちらの顔も知らないくせに会おうだの、自身の性癖に合わせられます等の明らかな出会い厨からのDMしか来なかったのですが、その日来たDMは今まで受けとったDMの中でも、ある意味ひと際目を引きました。
「給料日までのつなぎの足しにでも」
今までまったくやり取りがなかった方からのDMでした。
貰ったお金で少しの贅沢!それ以上踏み込んでこない姿勢に信頼感UP
「会おう」でも「××見せて」等のよく見るDMでもなく、そういってペイペイの送金のURLが貼られていて驚愕しました。
所謂パパ活や援交目的での裏垢ではない上に、お話したこともない方からの送金でした。
逆に詐欺系統のURLかと思いましたがきちんと調べ、本当に送金だったことで非常に驚きました。
過去キャバクラなどの水商売をしていたこともあってデートしてお小遣いを貰うなどの経験をしたことは確かにありましたが、電子とはいえいきなり金銭を送付されたことに今思い返しても変わった方だったなと思います。
一度返信をし、断りをいれましたが
「本当に少額ですしお気になさらず」
と言っていただけたので断わるのも申し訳なくなりありがたく頂戴しました。
金額でいえば子供のお小遣い程度でしたが本当にびっくりもしましたしうれしくもあった経験でした。
ちなみにいただいたお金でありがたくビールを買いました。
まいさん、ご投稿ありがとうございます。
二つとも思い掛けないプレゼントでしたね。
女子高生のうちにネット上の他人に氏名や住所などの個人情報を教えることは通常してはいけないことですが、今回は特に事件性もなく善意での助言に留まり良い経験になりましたね。
リスナーさんと配信主がお互いに良い意味で干渉し合っていることは、生放送活動にあたっての理想的な形を築き上げられたと言えるでしょう。
お金や機材が欲しいとこちらから言ったわけではないにも関わらずプレゼントしてもらえるのなら有難く受け取るのがいいですね!